20181101-20181204
201811??
黒い空から垂直に降下した雨たちは
整然とアスファルトに突き刺さり
街灯の青白い光を散乱し
針のむしろのようである
その上を足早に 爪先立ちで歩く私は
傘も持たず、静かに夜道をみつめている
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20181203
春から夏にかけて この世界の至る所に満ち満ちていた透明な粘性の液体は 秋が深まるにつれ、すっかりどこかに流出したらしい。あれは生命の気配というようなやつで、私みたいな人種は吸い込みすぎると頭がおかしくなる。
いまは私と私以外の事物だけがそこにあり、両者を隔てるものは何もない。 →直射する月光のなんと冷ややかなこと。
最近ずいぶんと調子がいいのは 季節のせいと、日常に「祈り」に関連する活動を多く取り入れているおかげだろう。筋トレしたりね。要は、祈りが大事なのだ、祈りが。
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20181204
わたしの部屋で裸の女が寝ている。 ひどく厭な気分がする。 女は女神でなければならない。
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